子犬の頃の甘噛みの癖がなくなり、トイプードルの噛み癖に悩まされることがなくなったのに、ある日突然、触ろうとしたり、触った瞬間に
「ウ~~~」とうなり声をあげて突然噛みついてくるときには、もしかすると病気や怪我によるサインかもしれません。
愛犬がイライラ!いつもと違う行動をしていませんでしたか?
トイプードルが噛まないように躾もできていて、ストレスから噛みつくような原因が見つからないときは、愛犬の突然の行動の変化に、どんな家族だって驚くものです。
もしかしたら、家族が気が付かなかっただけで、どこかで、大きなストレスを感じていたり、家族の主従関係が突然交代してしまったりして、攻撃的になってしまったのかもしれません。
しかし、これらを1つずつ探っていっても思い当たらない時には、もしかしたら病気が原因のこともあります。
愛犬が普段の生活で、イライラがしている感じがしたり、口や、耳、目などをしきりに掻き毟ったりしている時には、病気が原因で噛むようになっている可能性があります。
トイプードルが急に噛むようになった時に疑う病気
- 脳腫瘍
- てんかん
- クッシング症候群
- 口内炎
- 外耳炎
- 関節炎
- 聴覚異常
- 視覚異常
- 子宮の病気
- 骨折
- 皮膚病
これ以外には、メスのヒートによるオス・メス犬共に興奮状態によっても犬が攻撃的になり噛むことがあります。
口内炎や外耳炎の場合は、しきりに顔の周りをかきます。関節炎や骨折などは、抱き上げた瞬間に歯をむき出しにして噛みつく犬もいます。
犬は人が触れた場所に痛みが発生すれば、それは人が自分に何かしたからだと思います。
たとえ、それが病気や怪我が原因でも同じです。
もし、愛犬にいつもと違う仕草が多くみられるようになったのなら、できるだけ早く動物病院で受診してください。
痴呆によって犬の感情の起伏が激しくなり噛む
犬も老いれば、痴呆の症状がでる場合があります。痴呆症が進んで、飼い主の手を噛んでしまう犬もいます。
犬に痴呆の症状が現れだしても、すべてのワンちゃんが攻撃的になるわけではありません。
急激に縄張り意識が強くなったり、感情の起伏が激しくなることで、人を噛むようになってしまうことがあるので、ゆっくりと接することが大事です。
また介護が必要な犬の場合、噛まれるからといって体に触れることを避けることができません。
もしかしたら、痴呆の問題だけではなく、老化による体の痛みで唸っているのかもしれません。
愛犬の表情の変化や、目の動きをじっくり観察してください。
介護するタイミングをしっかりつかみ、体をゆっくりマッサージしてあげ、恐怖や痛みを取り除くことも、噛まれないためには大切な事です。
まとめ
犬の突然の噛みつく行動は、飼い主にとって原因が分かりにくいために、どうしたらいいか焦る事が多いものです。
それだけに、日ごろから愛犬の行動を観察することが、突然の噛みつき行動に対処するためにも必要な事です。