トイプードルのしつけ方

トイプードルの多頭飼いは先住犬のしつけが成功の鍵!

ストーブの前で並んで眠る犬達

トイプードルの子犬を家族に迎えると、人間だけの生活とは違った毎日がやってきます。

暫くは、夜鳴きで寝不足になったり、トイレトレーニングが上手くいかずイライラしたり、食事を食べてくれないトイプーだと小さな体が痩せてしまい心配になったりと

人間の赤ちゃんを、初めて育てるのと同じように、かなりストレスを溜めてしまうこともあります。

人と犬の違いは、成長のスピードです。

子犬は、あっという間に成犬になりますから、最初にしっかりしつけをすれば、一年もたたないうちに、犬との生活を楽しめるようになりますよ。

犬の多頭飼いは、最初が一番大変かもしれません

さて、我が家のように多頭飼いだと、犬のしつけが大変そうですねと聞かれます

でも、大変だったのは最初の一匹目ミックス犬の大吉の育犬だけだった気がします

大吉と暮らしだし、数ヶ月経った頃、保護犬の白トイプードル「ミルク」が新しく家族になりました。

大吉が非常に手がかかる犬だったのに対し、トイプーのミルクは、全く手がかからない子犬でした。

生後2か月で保護された子犬は、母ちゃんが引き取るまで、誰もトイレトレーニングもしていませんでした。

引き取ったものの、また最初っからトイレトレーニングか~と、ため息が出てしまったのですが、実に簡単にトイレトレーニングが終わってしまったのです。

犬の多頭飼いはお互いの行動を観察します

いつものように大吉のトイレトレーニングをしていると、母ちゃんと先住犬の大吉のやり取りを、じっと見つめていたミルクが、大吉の横にすっと入り込み、なにも教えなくてもトイレシートにオシッコをしたのです。

ミルクが自分の場所にオシッコをしたことが気に入らなかったのか、今まで、絶対に室内で排泄しなかった大吉が、ミルクのした上に、自分の匂いをかぶせるかのように、おしっこをしたのです。

食事の時間も、今まで食べたがらなかった大吉は、ミルクが全部食べ終わると、家族が全員で褒めるものですから、ちょっと焦ったのでしょうか?

横目でチラチラ見ながら、必死にドッグフードを食べるようになりました。

子犬は同居している犬の行動を真似して覚える

並んで座るトイプードル達

甘ったれなのに、感情を表に出すのが下手なミックス犬の大吉は、人に上手に甘えるトイプードルのミルクの行動を観察し、今までやりたがらなかったことを真似してするようになりました。

ミルクはミルクで、今まで人にかまってもらえ生活だったからなのか?

母ちゃんが大吉の世話で手を焼く姿を見て、大吉が出来ない事を先に覚えて、家族に褒めて撫でてもらうことで、自分の居場所を作っているようでした。

ほぼ同じ月齢だった2匹は、お互いの行動を観察し、真似ることで、人との関わり方を学習していったのです。

先住犬と飼い主の関係がいいものなら多頭飼いはうまくいく!

保護犬だったミルクにとって、母ちゃんの存在は、かなりの絶対的存在だったようでして、群れのボスとして母ちゃんをすぐに認めてくれたのです。

体が大きいのに気の弱いミックス犬の大吉は、しっかりもののミルクには勝てません。

しっかりもののミルクは、母ちゃんにたいし、主従関係をしっかり持ったトイプーです。

この時、たった2匹の犬の中にも、ちゃんと上下関係が出来上がり、その上に母ちゃんがいるのですから、犬にとっても人にとっても良い関係ができたのです。

この最初の2匹との関係が上手くいっていなければ、合計6匹の犬達との生活はなかったはずです

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