犬と初めて暮らしだした時の事覚えていますか?
私は、子供のころから犬と一緒に暮らすのが当たり前の生活を送ってきました。
その中で、一番覚えているのは、小学生高学年の時にやってきた、スピッツ血が入った真っ白い毛並みを持った雑種犬です。
とっても可愛くって、出かけるときには自転車の前かごに乗せ一緒に友達の家に遊びにも行きました。
「しろ」と名前をつけられたこの犬は、私が学校に行くと家を脱走して、小学校の教室前までやってくるほど、私に忠実な犬でした。
私が授業中に教室の窓の下で、お座りをしてじっと教室に向かって座っる「しろ」は沢山の人に可愛がってもらえた犬でした。
別に何のしつけもしなかった犬でしたが、とても賢かった「しろ」
犬とは「しろ」のように、忠実で、手のかからない生き物だと信じていました。
結婚して初めて一緒に暮らした犬は頑固者でした
結婚して数年後に夢の一軒家に引っ越しをして、久しぶりに犬と暮らし始めました。
「しろ」とは、全く違った性格の犬に振り回され、育犬ノイローゼに軽くなってしまいました。
犬を育てることに自信があったのに、なぜか上手くいかない毎日。
よくよく考えてみれば、それは当然のことです。
だって、「しろ」は躾をしなくても賢く、聞き分けのいい犬ではなく、私の母が私の知らないうちに、きちんと根気よく躾をしていてくれたからです。
子犬を最初からしつけるのが初めてだった私は、可愛らしい姿だけを思い浮かべてしまったため、育犬ノイローゼになったのかもしれません。
子犬の躾に根気が必要な毎日がやってきた
夢見ていた犬との暮らしは、飼い主の目をじっと見つめ可愛らしく「オテ」「オカワリ」「フセ」をし
ちょっといたずらっ子だけど「オイデ!!」と声を掛ければちぎれんばかりに尻尾をフリフリしながら駆け寄ってくれる姿
でも、この夢は数時間であっという間に崩れ去ったのです。
なかなかシートの上でしてくれないトイレのしつけから
ハウスの訓練では、出せ出せコール!!
名前を呼べば、最初は嬉しそうに走ってくるけど段々と、ご褒美ないのか?みたいな顔になる。
うまくいかな「しつけ」に腹が立つのは、人間の子供を育てていくのと同じでした。
思った通りに育てられないとイライラして段々と大きないらだった声になる
そうすると、犬は怯えから服従するか、飼い主の声が聞こえなかったかのようなそぶりを見せることもある。
そんな犬の態度に、「こんなに一生懸命なのに、なんで嫌うの」と悔しい気持ちが出てくるときもあります。
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育犬ノイローゼを克服!犬に伝わる飼い主の気持ち
まあ、そのうち何とかなるでしょうぐらいの気持ちで日々しつけを積み重ねていけば、どうにかなるもの
そんな風に、思っているほうがイライラしないし、人の感情に敏感な犬にとっても安心していられる環境が出来るんじゃないかな
そんなことを今だから思える事ですが、冷静な感情が持てるまでには、大きな悩みもありました。
誰からも「お利口な犬ね」と言ってもらえることを目標に、しつけをするのを止めてみたら、まあ、どうにかこうにかなるものです。
まずは、ゆったり落ち着いて。
飼い主が落ち着けば、愛犬も落ち着くものです。
犬と暮らすと気も長くなるものです。
wanmama