今の日本は5月に入ると真夏日になる地域も多いですよね。
今年は、梅雨と台風の発生で少し涼しい日が続きましたが、犬にとって人間が快適と思える温度でも、湿度の高い日には、体に負担がかかっているものです。
平熱が約38℃前後と人よりも高い犬は、41℃以上になると死亡する可能性があります。
また気温22℃、湿度60%を超えると熱中症になる可能性が高くなると言われています。
高温多湿の日本で暑さに弱い犬を熱中症にしないためには、たとえ日が差し込まない室内であっても、しっかりとした対策は必要なのです。
犬の熱中症予防のためには温度管理と湿度管理が大事です。
節電を考えて、エアコンの設定温度は28度にしましょうと言われます。
人の体にも環境にも優しい28度設定は、暑さに弱い犬にとっては、ちょっと辛い温度です。
犬の体にやさしい設定温度にしてしまうと、夏の電気代で飼い主さんが冷や汗が出てしまうでしょう。
それに、室内が快適すぎると、外に出たときに温度差が大きすぎて、体調を壊しやすくなるのは犬も人も一緒です。
おすすめなのが室内温度を23度~28度に設定すること。
できるだけ低い温度の方が犬にとっては快適とはいえ、トリミングが終わったばかりのトイプードルのなかには寒がるワンちゃんもいるのです。
犬にとっては室内温度を下げることもですが、湿度が高い方が体に負担がかかります。
温度設定が28度で湿度が60%よりも、温度設定が28度で湿度が50%のほうが犬にとっても人にとっても快適なのです。
そこで、室内の温度設定を26~28度に設定し、エアコンのドライ設定を40%~50%にしたほうが涼しさを感じやすいのです。
犬だけのお留守番にエアコンなし、扇風機だけでは危険です。
人は体温を調整するために汗をかきます。人が扇風機の風で涼しさを感じるのは、風で汗が冷やされて涼しさを感じるのです。
ですが、汗腺がない犬に扇風機の風があたっても、体温が下がるわけではなく、毛並みの中に籠った熱が入れ替わる程度です。
つまり、扇風機だけでトイプードルの熱中症を防ぐことは、無理だということなのです。
エアコンで冷えた空気を室内全体に巡回させ、冷気をトイプードルの眠る場所まで行き渡らせたり、冷えすぎたりを防ぐためには扇風機を使うのはおすすめです。
お留守番中に停電になった時のための4つの対策
お留守番中にエアコンをつけておいても、雷やゲリラ豪雨、事故などで停電になってしまうかもしれません。
お留守番が短いのなら、停電になってもすぐに室内の温度は上がらないでしょうが、お仕事などで家族が誰もいない状態では心配になります。
最近のエアコンは外出先からスマホやパソコンで、遠隔操作ができるものもありますから、停電が終了後にスイッチを入れることが出来るみたいですね。
でも、長時間の停電や、便利な遠隔操作がない場合、もしもの時を考えて、エアコンだけに頼らない対策は必要でしょう。
室内フリーでお留守番トイプーなら、自分で少しでも涼しい場所を移動していきますが、それでもハウス内でお留守番すること同じように対策しておきましょう。
1・お水はいつでも飲めるようにしておく
お留守番が長い犬の場合は水分不足にならないように対策は必ずしておいてください
2・ペット用冷却マットをハウスの中やお気に入りの場所にセット
冷却マットは沢山のタイプがあります。すぐになんでも噛みたがるトイプーの場合は冷却ジェルや
保冷剤のタイプは誤飲してしまう恐れがあるので止めておいた方がいいです。
アルミタイプなど、つるつる滑るものを嫌がる犬もいます。それぞれのトイプーの性格を考え選びましょう
冷却マットをハウス全体に置かず、一部だけにしておく方が、犬が体感温度に合わせて移動できます。最初に使う時は飼い主のいるところで慣れさせてください
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3・ペットボトルを冷凍したものを置いておく
1リットルサイズくらいのペットボトルに7分目ほど水を入れ凍らせる。ペットボトル全体をタオルでグルグルに巻いたものを愛犬が寛ぐ場所に置いておく。
警戒心が強いトイプーだと怖がる恐れがあります。いたずら好きのトイプーだとふたの部分を噛む恐れがありますので、しっかりと布で包んでください最初に使う時は飼い主のいるところで慣れさせてください
4・日の当たる場所に犬の居場所を作らない
カーテンやブラインドで日差しを遮っても、窓際は犬にとって危険な場所です。ハウスやケージ、普段使うベッドやペット用冷却マットを窓際に置くことはやめましょう。
熱中症対策まとめ
夏の電気代は家計を圧迫するかもしれませんが、愛犬が熱中症で体調を崩したら、それ以上に病院代にお金がかかるかもしれません。
エアコンの温度と湿度を上手にコントロールし、万が一のお留守番対策で、愛犬の命を守りましょう。