犬にも反抗期があるのか気になりませんか?
今まで、とっても甘えん坊で聞き分けが良かったのに、なぜか突然、飼い主に反抗的になったり、今まで見向きもしなかったものに執着したり
今まで順調に出来てていたものを愛犬がしなくなると、もしかして、しつけが失敗したの?と心配になってしまいます。
でも、この犬の心や行動の変化による反抗期、じつは子犬から成犬になる段階に来たという証拠なんです
犬にもある反抗期は、ひとりだちの時期
人が子供から大人に体も心も変化しようとする小学生6年生~中学生のころに第二次反抗期いわゆる思春期がやってきます。
犬が子犬から成犬になろうとする月齢
- 小型犬なら4~6ヶ月ころ
- 大型犬なら9~12ヶ月ころ
このころを目安に聞き分けのない態度や、出来ていたことを突然しなくなったりする反抗期がやってきます。
この反抗期も、犬の個体差によって大きく出る犬や、まったく、なんの心配もなかった犬などさまざまですが、大抵の犬には大なり小なり、飼い主に反抗してくなる時期と言うものがあります。
ちょうど、メスなら初のヒートが来る時期オスなら足をあげてオシッコをし始める時期になる頃でしょうか?
子犬の時期は、親や群れの中で守られていたものが、自立して群れから離れる時期なのです。
自分の身は自分で守ろうとする心が、反抗期となって形に現れるのです。
犬の反抗期に多い問題行動
- 集中して飼い主のコマンドが聞けない
- ケージに入ったまま出てこない
- 「ハウス」の入ることを嫌がる
- 自分の食器に対し執着をする
- 一度咥えたものを離さなくなる
- 名前を呼んでも気が付かないふりをする
- 眠っている時に触ると怒る
- 掃除機の音など急に怖がる
- 外出先で人に対して吠える
- 散歩中、好き勝手に動き回る
などなど、まるで親に反抗してダメと言われたらもっとダメなことをしたくなる、思春期の子供のような態度を取り始めます。
人間の子供なら大人になり、家族という一つの社会から自立し出ていけます。
でも犬はいくら群れ社会に反抗しても、一匹で出ていくことはできません。
そのためには、家族は愛犬の反抗期に向き合い、主従関係をしっかり築かないといけません
子犬の頃からのしつけで反抗期も違ってくる?
犬は自分と家族の位置関係をしっかりと決めます。
最初に犬の言うことをばかりを聞きすぎて、犬が家族の中で一番上の立場になってしまうと、反抗期は長引くことになってしまいます。
家族の中から飛び出して行けない犬は、今の家族の力を試そうと、反抗を始めるのです。
ですから、この時に犬の行動を許してしまうと、主従関係は完に逆転し、犬のご機嫌をうかがうことが飼い主の役目になってしまいます。
- ケージでの生活を拒否した犬に、再度トレーニングすることに疲れ、家族が留守中も室内を放し飼いになってしまった
- 食事も気に入るものが出るまで、一口も食べない
- 危険を避けるために飼い主が手を出そうとすると、噛みつくようになってしまった。
こういった悩みは、反抗期に犬が飼い主を試している時に、しっかり対応していれば、避けられる問題もかなり多いのです
犬の反抗期にどう対応するか
一度出した指示は、必ず最後までさせることです。
犬も学習を積み重ね、反抗期になると、指示をだした飼い主に対して
「なにいってるんだよ?」
そんな顔をして知らんぷりをすることもあります。
そんな時はしつけを最初からやり直すつもりで、根気よく最後まで指示をしてください。
飼い主が、どんな態度を取るかを確認するかのような態度を見せたら、視線を合わせず、知らない顔をしてください。、
飼い主が愛犬の反抗期でおたおたとしてしまうと、あっという間に主従関係は崩れてしまいます。
毅然とした態度で、犬と接することが反抗期には必要になってきます。
家族は安心できる人と確認する時期です
犬が家族を試している反抗期に、この人なら安心できる!!そう思われる人になることが大切です。