まだ5月なのに真夏の気温で体がぐったりしていませんか?
気温は高くなったものの湿度が低くまだカラッとした暑さですが、この季節になると必ず増えてくるご相談内容は、愛犬の食欲がなくなる悩み!
普段、ガッツリ食べるワンちゃんが食べなくなっても心配食べムラがあるワンちゃんが食べなくなるのも心配
一緒に暮らす家族ですから、毎日、きちんと食べてくれるかどうかは、飼い主として気になるところです
梅雨から夏にかけて食欲がなくなるのは犬にとっては当たり前のこと
犬にも食欲のない気はあるものですが、家族としては、愛犬がいつもと同じ量を食べてくれないと、気になって仕方がないものです。
愛犬の食欲が落ちても、元気で、目が生き生きとし、水を飲み、排泄がスムーズにできていれば、数日食べなくっても問題はないものです。
数日食欲が落ちれば、体重は落ちてくるもので、食べない=病気と考えがちになります。
とくに、気温がグッと高くなってくる季節は、湿度も高くなることから、食べない=夏バテと考えがちになります。
しかし、夏の始まりに犬の食欲が落ちるのは、自然の摂理としては当たり前のことなのです。
犬は、食べない事で、秋から冬にかけて蓄えていた皮下脂肪を薄くすることで、夏の暑さに負けない体を作っているのです。
トイプードルがなぜ夏太りをしてしまうのか
夏は犬の活動量も少なくなります。
暑い季節には活動量を減らすことで、体力を温存しようとするのです。活動量が少なくなると、自然に食事の量も減るものです。
しかし、最近では、夏に太ってしまい、なかなか痩せないワンちゃんも多くなってしまっています。
理由の一つとして、エアコンで気温を調整しているため、気温が高くなっても食欲が落ちない事があります
快適な生活が犬を夏太りさせる
室内は快適な温度であっても、外が暑いため、散歩の量が減ることで、カロリーオーバーになってしまっている可能性があります。
また、食欲が落ちだしたのを心配し、おやつの量や、ドッグフードのトッピングなどが多くなり、カロリーオーバーも原因になっている可能性もあります。
運動量が減れば食べるもので調整することも、犬が夏の暑さを乗り切るためには必要でしょう。
食べる量を減らさずダイエット用にしたらいいんでしょうか?
食べることが大好きなトイプードルのワンちゃんですと、食事の量を減らすのが可哀そうで、ダイエットドッグフードに切り替えたいと相談もあります。
ただ、通常のドッグフードよりもタンパク質の量が少ないフードですと、大切な筋肉が減ってしまう恐れがあります。
小型犬のトイプードルが、通常の食事から1割ほど減らしても、ドライフードの粒としては、ほんの数粒です
まずは、夏太りが気になった場合は、ここで調整をしてみたほうが体のためにも良いはずです。
食欲が落ちすぎて食べてくれない時の工夫の仕方
食べる量がいつもより減ったり、食べなくても元気なら、数日様子を見てください。
ただし、子犬や老犬、もともと食べが悪く痩せてしまっているワンちゃんなどが、食べない事で体力を落としてしまうこともあります。
そんな時には
- お肉をゆでたお汁をフードにかける
- お肉をトッピングしてあげたる
- お魚の好きなワンちゃんなら犬用のじゃこを粉末にしてフードにかける
- ドッグフードに少しぬるま湯をかけてあげる
こんな工夫も必要になってきます。
また、犬は甘いものを好みますから、カボチャや、さつまいもなどをトッピングするのも喜びます。
栄養価が高くお腹を壊す心配のない、ヤギミルクをお湯でといて与えるのも良いでしょう。
ドッグフードを小袋サイズで購入してみる
食欲がないワンちゃんに見落としがちなのが、ドッグフードの匂いです。
ドッグフードは開封後から酸化が始まるため、参加した油に対し敏感に反応するワンちゃんですと、夏場は特に食欲がなくなることもあるかもしれません。
ですから、過ごしやすい季節が来るまでは、大きな袋のフードの購入は避けてあげましょう。
愛犬の様子を見ながら決めましょう
犬が急に食欲がなくなるのは、我がままなのか、病気なのか、食事量を調整しているのか?
愛犬の様子を見ながら判断するしかありません。
ただし、食べ残しを「もったいない」からと長時間置いたままにするのだけは、止めておいてくださいね。