飼い主さんが帰宅後やお客様の訪問に嬉しくって、ついおしっこをもらしちゃう「うれしょん」しませんか?
尻尾を振りながら足元にやってきて、可愛らしい仕草に、頭を撫でようと思ったら、オシッコがでていたり、
ジャンプが得意なトイプードルですと、たまに、嬉しくって飛び跳ねた瞬間、おしっこがジャーなんて、経験された方もいるのではないでしょうか?
この癖が治らないと、困るのは、飼い主である家族ですよね。
どうしたら治せるのでしょうか?
そもそも犬の「うれしょん」ってなんだろう?
母ちゃんも、犬と暮らしていて、「うれしょん」という言葉を知ったのは、トイプードルの花母さんと暮らしだしてからです。
家族が帰宅した時に、尻尾を振りながら後ろ足2本で立ち上がった瞬間、おしっこをちびる癖がありました。
お散歩途中で、いつも可愛がってくれる人を見たとき。
犬好きのお客様が遊びに来たとき。
とにかく嬉しいと、ジャージャーとちびるトイプードルに、犬もおもらしをすることを初めて知ったのです。
この、「うれしょん」は、特に子犬の頃にはよくみる行動で、嬉しくって興奮した時にでるオシッコの事です。
子犬は膀胱の括約筋が発達していないため、オシッコのコントロールができにくく、興奮すると、つい出ちゃうんですね。
犬の成長と共に、この行動は消えるのですが、なかなか治らず、かなり年を重ねても、興奮すると、ちびってしまう犬もいます。
実際、我が家の花母さんは、7歳くらいまでは、「うれしょん」をしてた記憶があります。
時間がかかりはしましたが、いつのまにか治っていました。
我が家のように、治るまで時間がかかってしまうのも、現実問題として、室内が汚れて困ったり、お出かけ先で迷惑になってしまうため、どうにかしたいなどあるでしょう
では、どうしたらこの「うれしょん」を治せるのでしょうか?
犬の興奮を冷ますことで「おもらし」の失敗を減らします
愛犬が「うれしょん」をするのはどんな時ですか?
失敗してしまったら、どんなふうに接していますか?
お出かけ先や、仕事から帰ってきて、真っ先に愛犬に「ただいま」をして、犬を抱っこしたり、先に遊んであげたりしていませんか?
「うれしょん」は興奮してしまうことで、失敗する「おもらし」です。
ですから、愛犬の興奮を冷ましてあげることで、失敗がなくなるはず!!
帰宅後は、まずご自分の用事をすましてから、愛犬に声をかけましょう。
飼い主さんの姿を見ることで、最初はかなり興奮していますが、普通に家の中に家族がいることが確認できれば、飼い主の手が空くのを待つことを覚えます。
この待っている時間に、最初の興奮は少しずつ収まるので、うれしょんの失敗する確率は減るのです。
排尿のコントロールの難しい子犬なら、落ち着いたのを見て、トイレに誘導し、上手にできたら、沢山褒めてあげてください。
愛犬が失敗しても叱らないことが大事です
家の中で、家族にだけ「うれしょん」をするのは、どうにか我慢できても、外出先やお客様の前で失敗し、迷惑をかけてしまった時、どうしていますか?
家庭の中だけなら、失敗しても
「まあ仕方がないか」
「今度はちゃんとしようね」
なんて、ゆったりと愛犬と向き合えるのに、
他の人の前では、
「だめでしょ!!何度教えたらわかるの!!」
なんて、犬に向かってどなったり、叱ったりしていませんか?
同じような条件で、つい失敗してしまった「おもらし」を、許される日もあれば、叱られる日もあってしまうと、どうしたらいいかわからなくなってしまいます。
犬によっては、愛犬の失敗に対し、怒鳴ってどうにしようとする方もいますが、これは、治すどころか、ますます治りにくくさせてしまっている可能性があります。
愛犬が失敗したら、ただただ黙って、冷静に対応、さっさと何事も無かったかのように、片付けてしまうことです。
相手や場所によって飼い主さんの対応が、変わってしまうのは、犬もどうしていいか迷ってしまうので、やってはいけない事の一つです。
成犬になっても治らないのは病気も疑う
「うれしょん」は子犬の時期や、オスよりもメスに多く見られます。
なかなか、治らない犬もいますが、なかには、興奮して「おもらし」をしていたのではなく、泌尿器系の問題を抱えているため、「うれしょん」が治らないワンちゃんもいるそうです。
愛犬の「おしっこ」の癖が、どうも変だなと感じるときには、動物病院での診察が必要かもしれません。
いつ何がきっかけで治ったのか覚えていません。
トイプードルの花母さんは、何の病気もありませんでしたが、ずっと「うれしょん」をしていた犬です。
家族が忘れてしまうほど、いつの間にか「おもらし」をする癖はなくなっていました。
大抵の事は、気にしすぎるのを止めたときにうまくいくようです。