「ドッグフードを食べてくれない」「ドッグフードは食べないけど、おやつは食べる」「ドッグフードに飽きる」
あなたは愛犬のドッグフードを食べてくれない悩みに困っていませんか?
愛犬の健康管理に一番い大切な毎日のゴハン。
どんなに食いつきがいいいと評判のドッグフードを与えても「ドッグフードを食べなてくない」ワンコはいます。
ネットで「ドッグフード 食べない」で検索し、その通りにやってみても結果やっぱり食べない・・・なんてことも
ドッグフードを食べてくれない飼い主さんとのをやり取りの中で気が付いた点を交えながら、ドッグフードを食べてくれる方法や対策についてご紹介します。
犬がドッグフードを食べるまで放っておいても問題はないの?
犬も生きていくためには必要なエネルギーを摂取する必要があります。
よく動物病院などでは「犬も空腹になって命の危険を感じたら、好き嫌いもなく食べるようになるから」と言われる獣医さんもいますが、これはハッキリ言って危険です。
うちのトイプードルだけではなく、実際にお客様ワンコのなかでも5日以上食べずに倒れてしまった犬もいました。
犬の性格にもよりますが、本当にドッグフードを食べない犬は食べてくれません。
体調に問題はないけど2~3日食べてくれない場合には、犬がゴハンを食べてくれる工夫も必要になってきます。
犬がドッグフードを食べてくれない8つの原因
多くの飼い主さんを悩ます「ドッグフードを食べてくれない」問題
じつは私も5歳になるまでドッグフードを食べてくれないトイプードルとの暮らしで、あれこれと試してみた飼い主の一人です。
あまりにもドッグフードを食べず、ガリガリに痩せてしまった犬が心配で動物病院で検査もしましたが、体調にはなんの異常もなし
獣医さんから「ただの我がままだから、食べるまでほかっておけばお腹が空いて食べますよ」と言われましたが、5日間なにも食べてくれず飼い主がギブアップ・・・・
犬によってドッグフードを食べない・食いつきが悪くなる理由はさまざまですが、大きな原因として次の8つが考えれらます。
- 食が細い・食べることに興味がない
- ドッグフードの匂いなど食べ物に好き嫌いがある
- 添加物や味の濃いものに慣れてしまっている
- 体調が悪い
- 運動不足
- ホルモンバランス
- ストレスが多い
- 老犬(高齢犬)になり食欲が落ちた・嗅覚が鈍くなった
- 我がまま
子犬のころまではドッグフードを良く食べてくれた。
いつもと変わらないドッグフードなのに急に食べなくなった。
ドッグフードを食べなくなる原因は、犬の年齢によっても原因が変わることもあります。
そこで、犬がドッグフードを食べてくれない・食べなくなった理由を年代別にチェックしてみましょう。
子犬がドッグフードを食べない3つの理由
子犬がドッグフードを食べなくなる・食べてくれない理由としては3つ考えられます。
- 成長期が過ぎて必要なエネルギーが減り食べる量が減った
- 生活環境の変化がストレスになり食べる量が減った
- 反抗期による我がままで食べなくなった
1・成長するにつれドッグフードを食べる量が少なくなってきた
1年であっという間に成長する子犬には、多くの栄養が必要ですが、成犬に近づくにつれ1日に必要なカロリーは少なくなってくるので、自然と食べる量が減ってきます。
2・環境の変化によるストレスでドッグフードを食べない
子犬は新しい飼い主さん、ペットショップなど生活環境が大きく変化します。
環境の変化は子犬に大きなストレスを与えるため、新しい環境に慣れるまで食欲が落ちてしまうこともあります。
3・反抗期による我がままでドッグフードを食べない
犬も生後7~8か月くらいになると自我がではじめ、飼い主の言うことを聞かなくなるなど反抗期が始まります。
この時期に飼い主の行動を確かめるように「ドッグフードを食べない・おやつしか食べない」など我がままな行動をする犬もいます。
教えていたことも嫌がってしない、体調に問題がない場合には、今までと同じように普通に接することが大切です。
成犬がドッグフードを食べない時に考えられる4つの理由
子犬の時期が過ぎ、成犬になるとドッグフードを食べない悩みはなくなりそうですが、成犬時期特有の「食べない」「食べてくれなくなった」問題もおきてきます。
- ヒートが始まり食欲が落ちる
- ドッグフードに飽きる
- ドッグフード以外の味を覚えてドッグフードを食べなくなる
- 警戒心からドッグフードを食べなくなる
1・ヒートが始まりホルモンバランスによる食欲不振
子犬から成犬になると雌犬にはヒートが始まります。
ヒート中の犬は食欲が落ちることもあるので、少量でも食べて水分も摂ってくれるのであれば、いつもと同じようにご飯を与えてください。
また、去勢をしていないオス犬の場合、ヒート中の雌犬のニオイに反応して食欲がなくなる犬もいます。
どちらも避妊・去勢手術をすることで、食欲のムラがなくなるようです。
2・同じドッグフードばかりで飽きる
犬はずっと同じドッグフードを与えても飽きないといわれますが、定期的にドッグフードを変えないと飽きてしまう犬もいます。
同じドッグフードを与え続けることは、食物アレルギーのリスクを高くする原因にもなるので、3か月から半年ほどの間隔でドッグフードローテーションをしてみてください。
3・おやつや添加物などの香りや強いものに慣れてしまってドッグフードを食べない
ドッグフードを食べてくれなくなる原因に多いのが『おやつ』の与えすぎです。
また、ほんの少しだけだから大丈夫だよねと”つい”人間が食べるものを食べさせてみたりすることで、犬は味の濃いものや嗜好性の高いものしか食べなくなることがあります。
また、添加物や旨味成分の油脂類がコーティングされていたドッグフードを食べ続けると、人工的な風味に慣れてしまい風味付けのしていないドッグフードを食べなくなる犬もいます。
このような場合には、おやつなど嗜好性の高いものはストップする
合成添加物配合のドッグフードから、天然の添加物だけを使用している安全なドッグフードに根気よく切り替える必要があります。
4・警戒心からドッグフードを食べない
警戒心の強い犬は、新しいドッグフードに切り替えると警戒してなかなか食べてくれないこともあります。
また、食事中に怖い経験をした犬もドッグフードを食べなくなることがあります。
このように警戒心からドッグフードを食べない場合には、飼い主さんの手から少しずつ与え、ドッグフードを食べることが怖くないことを学習させてください。
老犬がドッグフードを食べない時に考えられる5つの理由
最近では犬の平均寿命も延びてきたので、シニア犬と言われる7歳になっても元気で若々しい犬は沢山います。
とはいえ、家族が気が付かないうちに犬の老化は少しずつ進んでいき、食欲にも変化が現れるようになってきます。
- 嗅覚の衰えから食欲が落ちてきた
- 口腔内(歯のトラブル)により食べづらくなってきた
- 運動量が少なくなる、代謝が悪くなり食欲が減退した
- 内臓疾患が原因で食欲がなくなってきた
- 食べづらい高さに食器が置かれている
1・老犬になり嗅覚の衰えからドッグフードの香りに惹かれない
犬の老化現象として嗅覚の衰えがあります。
ドッグフードの香りをかぎ分けられない、食欲をそそる匂いがわからないため、今まで食べていたドッグフードを食べなくなる犬もいます。
嗅覚の衰えによる食欲不振には、ドッグフードにお湯をかけて香りを立たせる・香りが強くなる原材料配合のドッグフードに切り替えるなどしてください。
脂質も控えめなことから、シニア犬のドッグフードとして購入されるかたも多く、我が家でも老犬のためにサーモン配合のドッグフードは欠かせません。
2・歯のトラブルや体調不良による食欲不振
老犬になると腎臓や肝臓などの内臓疾患や、歯周病など口腔内トラブルが原因でドッグフードを食べなくなる犬もいます。
高齢犬が食べなくなると「好きなものだけを食べてくれるなら」と考え、おやつやに人間が食べるものを分け与える家族もいますが、老犬の健康のためにはたやめてください。
老犬の免疫力や筋力などを維持するためには、成犬時よりも良質なタンパク質が多く必要になってきます。
食欲が衰えてしまった老犬には、ドッグフードを食べやすい固さまでふやかす
ウェットタイプのドッグフードで、良質なタンパク質や栄養素・水分もしっかり摂る
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高タンパクで鉄分や酵素もしっかりと摂れる犬用の生の馬肉を与えるなど、健康をサポートするための食事が必要になってきます。
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3・老犬になり背中が曲がってきて食器の高さが合わないため
老犬になると筋力が低下し、下を向いて食べることで体に負担をかけてしまいます。
また、老化が進むと筋力の衰えから背中がだんだんと丸くなり、立ったままの状態でいることが難しなってきます。
さらに飲み込む力が衰えてくるため、下を向いたままではうまく呑み込めむせることもあり、これもドッグフードをなかなか食べてくれない原因となっています。
老犬が頭をあまり下げずに食べられる高さに食器を置く
手前が低くなって首をのばさず食べられる斜めタイプの食器に変えるなど、老犬が食べやすいように工夫をしてみてください。
犬がドッグフードを食べない時の5つの対処方法
犬がドッグフードを食べない理由や原因はいろいろですが、ドッグフードを食べさせるための工夫は基本としては4つです。
- ドッグフードを温める・ふやかしてみる
- ドッグフードを変えてみる
- 少量でも栄養がしっかり摂れるドッグフードにする
- ドッグフードにトッピングをしてみる
- あまり犬を見つめない
ドッグフードを温めて与える。ふやかしてみる
ドッグフードを食べない・食べてくれないとき、まず試してほしいのが「ドッグフードを温める」方法です。
温めると書きましたが、人が食べる温かい料理の温度ではなく、人肌程度(40℃ほど)のお湯をさっとかけ、ドッグフードの香りを立たせる程度です。
ぬるま湯にドッグフードを軽く浸したものなら、ドッグフードの香りもたちますし、水分もしっかり摂れ食べやすくなります。
老犬などドライドッグフードを食べづらくなってきた犬には、ドッグフードをふやかして与えて下さい。
ドッグフードを変えてみる
ドッグフードのメイン原材料(鶏・牛・ラム・魚など)を変える
また、ドッグフードの粒の大きさや形を変えることで、ドッグフードを食べてくれるようになる犬もいます。
ドッグフードを食べてくれないと手作りごはんにチャレンジされる方もいますが、ドッグフードを砕いたものを混ぜて与えるなどして栄養バランスに注意してください。
栄養価の高いドッグフードを与えてみる
ドッグフードを何度変えても思ったように食べてくれない犬の場合
- 食に関心がない
- 少量で満足してしまう
この2つが考えられますが、少量でも毎日ドッグフードを食べて元気でいるようなら、そのワンちゃんにとってその量が適量ともいえます。
FINEPET'Sドッグフードは栄養が高いので、食が細いワンコにおすすめできます。
ドッグフードにトッピングをしてみる
ドッグフードを食べてくれない犬にトッピングをすると「トッピングしか食べてくれない」といった心配をされる家族もいますが、まずはその不安は考えないでください。
とにかく毎日ちゃんとご飯を食べてくれることを考えましょう。
ドッグフードは犬に必要な栄養が手軽に摂れるメリットもありますが、ドッグフード以外の手作りゴハンやトッピングで犬の健康に問題がなければ、栄養が足りていると考えてください。
あまり真剣になりすぎてしまうと、楽しい食事の時間がワンコにとって苦痛になってしまいます。
愛犬がドッグフードを食べてくれるか観察しすぎない
あなたは愛犬がドッグフードを食べてくれるかどうかハラハラしながら見つめていませんか?
じつは、こんな家族の態度がワンコが食べない原因になっていることもあるのです。
ドッグフードを与えるときには、普通において犬を見つめず10~15分ほどしたら黙ったフードを下げてしまってください。
意外とこの方法でドッグフードを食べてくれるワンコもいましたので、犬は家族の反応を確かめているともいえますね。
まとめ
犬種に関係なくドッグフードを食べてくれないワンコはいます。
食べないということは犬の健康に大きな影響を与えてしまうため、家族としてはどうにかして食べてほしい気持ちで、あれこれ対策をとられることでしょう。
運動量を増やすとドッグフードを良く食べるといった話もありますが、あまりにも小食なワンコの場合、急に散歩の量を増やしてしまうと疲れてしまって食欲がもっとなくなることもあります。
食べない犬には少しの量でも栄養がしっかり摂れるもの、消化吸収のよいドッグフードで、まずは無理なく必要な栄養を摂ることを考えてあげてください。