人間の子供が学校に行きたくない時や親の気をひきたいときに、頭が痛いとか、お腹が痛いとかいいだすことがありますよね。
実は犬も同じように嫌な事から逃げたい時や、飼い主の注意をひきたいときに仮病を使うのです。
我が家の歴代ワンコ達の中で一番仮病を使う犬種はトイプードルでした。
そして、その中で一番名演技なのはレッドプーの風花なのです。
犬は過去の飼い主の態度を覚えていて仮病する
ものすごく縁起が上手な犬でなくても、飼い主の気を引くために仮病してるんじゃないかな?と感じたことは一度や二度はありませんか?
ジャンプしたわけでも、転んだわけでもないのに、なぜか足を引きずって歩いている愛犬の姿を見て、「○○ちゃん、どうしたの?」「どこか痛いの?」と、それは真剣になって心配します。
でも、楽しい事や美味しいものを発見した途端、ダ~と駆け出す犬の姿に仮病ですか・・・とため息が出たことがあるはずです。
体調が悪いのかドッグフードは食べず、吐き気もあり、心配した飼い主が缶詰やおやつをくれた瞬間、ものすごい勢いで食べてしまうワンちゃんもいます。
犬は家族にタップリかまってもらえた状況を覚えています
こういった犬の行動は、過去の経験からくるものでして、体調が悪かったり怪我をした時に、家族からたっぷりとかまってもらえたことを覚えているのです。
家族が忙しく愛犬とのスキンシップが少なくなると、どうしたらかまってもらえるかを学習してしまった犬は、仮病を使ってでも飼い主の気をひこうとするのです。
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仮病と本当の病気やケガをどう見分けるか
犬の名演技の仮病に騙され、動物病院に駆け込んだら、何事もなかったように元気になってしまう犬もいます。
でも仮病かと思っていたら、本当に骨折や脱臼、内科的な病気にかかっている場合もあります。
本当かウソかを見極めるためには、生活に急な変化がないか、コミュニケーションはとれているか?歩く姿に変な行動や痛み、元気がないのが続いていないかなど考えてみましょう。
よく考えても変わったことがなかったり、どうみても愛犬の体調が変だと感じたら、動物病院で診察してもらいましょう。
飼い主に叱られると仮病する犬
今日、風花は仮病つかっておばあちゃんに心配をかけました。
トイプー4匹が朝おばあちゃんがくれるパンに群がっても、背中を丸めてクッションの上で横になっていました。
名前を呼んでも顔を上げることもしません。
おばあちゃんが「風花、元気ないの?」と聞きながら、パンを一切れ口元においても食べようとしません。
顔をみると目はうつろでボーとした表情です。季節の変わり目になると体調を悪くすることが多い風花に、おばあちゃんは心配で仕方がありません。
おばあちゃんは騙せても、母ちゃんは騙されない
でも、母ちゃんは気が付いていました。風花が仮病を使って母ちゃんの気を引きたいことに!
風花がいかにも体調を悪くした様子を見せだしたのは、白トイプー「ミルク」がトイレシートに向かい、ミルクがオシッコをしようとするたびに邪魔をするため、母ちゃんにものすごく叱られた後からです。。
この後に体調が悪い素振りを見せだし、体を震わせながら丸くなって横になり、大好きなパンも食べなかったのです。
そこで母ちゃんが、「風花抱っこネンネしようか~」と声をかけると、ムクッと起き上がり、尻尾をふりふりさせながら、白トイプー「小雪」の背中をジャンプして母ちゃんの腕の中にやってきたのです。
母ちゃんの腕の中で、食べなかったパンをがっついて食べる姿を見て、おばちゃんは風花の名演技に騙されたことを知り大笑いでした。
トイプードル風花の名演技には騙され、過去に何度か動物病院へ駆け込んだ我が家。
あまりの名演技っぷりに仮病か本当に病気なのかを見極めるためには、やはり体調が悪くなる前の行動をじっくり観察する必要はあるみたいです。
wanmama