トイプードルと一緒に外出する機会が増えると、気になるのは「うちのこの毛色」じゃないでしょうか?
レッド・ブラウン・ブラックのトイプードルは、退色が良くわかるだけに気になるものです。
レッドの血統書を持っているのに、まるでアプリコットみたいになってしまったの!
ブラックなのに、もう少ししたら、シルバーになっちゃうんじゃないかしら?
そんな心配をされている飼い主さんが、相談に見えるのは
「ドッグフードでトイプードルの退色を止められるものはありませんか?」が一番多いのです。
では、食生活を見直すことによって、トイプードルの毛の退色は止まったり、毛色が戻ったりするのでしょうか?
トイプードルの退色は食生活で治らない
結論からいうと、食生活を見直すことで退色した毛色が戻ることはありません。
トイプードルの退色は毛色の遺伝子の影響で、自然に退色していくものです。
お産を経験したメスの場合は、ホルモンバランスの影響で、一気に退色が進むこともあります。
アプリトイプーの花も、出産後に退色が一気に進みました。
遺伝子の問題で自然に退色していくものは、ドッグフードを変えたり、サプリメントで栄養を補ても、戻ったり、止めたりすることはできないのです。
でも、中にはドッグフードを切り替えたところ、毛色が戻ったという話は意外と聞くものです。
さて、このような場合はなにがトイプードルの体に、変化を与えているのでしょうか?
栄養不足で毛色が退色?してしまった場合
現在10才のレッドトイプーの風花も、かなり退色した毛色が、7歳を過ぎたころから少しずつ戻ってきています。
現在は頭頂部を残し、かなり子犬の頃の色に戻ってきています。
特に耳毛の中毛が色が濃く、初めてお会いする方は、メッシュに染めていると思うほどですから、母ちゃんの気のせいではなさそうです。
では、我が家の風花のように、ドッグフードを変えたことで毛色が戻る犬は、なにが影響しているのでしょうか?
これには、正解はないと思いますので、参考にしていただく程度でお読みください。
お客様ワンちゃんでも風花のように毛色が戻ってきたトイプードルも、何匹かご報告いただいております。
食欲が出始めたトイプードルの毛色が戻ってきました
このワンちゃんたちと風花の共通点は、食事に興味がないトイプードルだったのです。
小さいころから、なかなか食べてくれず、成長期に栄養をしっかり摂っていなかったため、被毛の状態が悪くなった結果の退色です。
体に必要な栄養をしっかり摂り、被毛の手入れをすることによって、退色がとまりだし、毛色が少しずつ戻ってきたようなのです。
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退色は一歳すぎからだんだんと始まるものです
退色は意外と早く始まるもので、早いトイプードルですと1才前には退色が始まることもあります。
1歳過ぎから2歳くらいまでが、一番退色が進むのが分かる頃です。
その後は緩やかに退色が緩やかに進み続ける犬もいれば、退色が落ち着く犬もいます。
ただ、これも個体差があるものです
我が家の黒プー空は、2歳くらいまでは緩やかだった退色が、3歳すぎから一気に口のまわりから色が変化しだしました。
退色が始まると、こんなはずじゃなかったと、悔しがる飼い主さんも中にはいらっしゃいます。
先ほどの風花達のように、遺伝子的な問題ではなく、食生活からくる栄養不足の場合には、本来の毛色に、ゆっくりと戻る可能性もあります。
しかし、遺伝的な要因で退色いている場合には、毛色を復活させることはできません。
退色することはトイプードルにとっては自然な事ですから、愛犬の色の変化はトイプードルとの生活の楽しみの一つだと思います。
まとめ
退色が終わるころには白髪がちらほら。ちらほらで終わる犬もいれば、全体的に白髪になってしまう犬もいます。
人でも、若いうちから白髪染めで髪の毛を染める方もいれば、
50才過ぎても、数本の白髪のかたもいらっしゃいます。人の白髪も、犬の白髪も同じということですね。
黒トイプー空のボディにも、最近はちらほら白髪が混じってきました。白髪が生えても、退色しても可愛い我が家の家族には違いはありません。