愛犬のトイプードルがドッグフードを食べてくれない。
体調も悪くないから、数日様子を見ればいい、とわかっていても、もともとが食が細いワンちゃんだと、飼い主さんも気になるところですね。
少し工夫をすることで、食べるようになるかもしれませんので、その方法を紹介させていただきますね。
1・犬は味覚より嗅覚を刺激してあげると食欲が出る
ドッグフードのメーカーやなどを変えると、食べてくれるようになるワンちゃんもいます。
でも、今まで食べていたドッグフードで体調に問題がなければ頻繁にドッグフードの種類を変えるのはおススメしません。
あまり食べてくれないのなら、まずはドッグフードに少量のお湯をかけてあげてください。
お湯の温度はあまり熱くしてしまうと、ドッグーフードに配合されている乳酸菌などに影響することがありますので、40度前後のお湯が良いでしょう
そのままで食べるより、ドッグフードの香りが強く出るので、食べてくれることがあります。
よく、ドライフードは食べないけど、ウェットタイプのものは食べてくれるんです
そう話す飼い主さんもいらっしゃいますが、ウェットフードはドライフードよりも匂いが強いため食いつきが良くなるのです。
ウェットタイプのドッグフードを主にされる場合は、歯石も付きやすくなりますので、歯のお手入れはしっかりしてください。
また、ドライのドッグフードに比べ水分量が多いので、ドライフードと同じ量しか与えていないと、栄養不足になりますからご注意ください。
2・ドッグフードのタンパク質に気をつけて選んでみる
今まで食べていたドッグフードを食べないからフードを変えたいときには、フードに含まれる動物性たんぱく質(肉・魚)の多いものに変えてあげてみてください。
犬はもともと肉食のため、炭水化物を消化吸収するのが苦手です。
ドッグフードの肉の配合量が多いものの方が犬にとっては食い付きも良く消化にもいいのです。
3・ドッグフードのコーティングが嫌な犬もいる
ドッグフードの種類によっては、犬がフードに食いつきやすくするため、フードの表面に油脂分をコーティングしてるものがあります。
油脂分がコーティングされたドッグフードは、飼い主さんが手に取ってみると、べたっとした油が手のひらに残ります。
またプラスティックの容器などにフードを移されると、容器が油でギトギトしてしまいます。
オーガニックドッグフードを容器に移して2週間置いたものには、ギラギラ油の付着は見えません。
この油脂分は、ドッグフードを開封すると、酸化すると同時に、匂いも強くなります。
酸化した油が平気な犬もいますが、匂いに敏感に反応する犬ですと、この匂いが嫌で食べないこもいます。
このような場合は、素材そのものが強いオーガニックドッグフードやナチュラルドッグフードがおススメです。
また、ドッグフードの肉の配合量や素材を見直したグレインフリーのものに変えることで、食いつきがよくなることもあります。
人よりも良質なたんぱく質を必要とする犬の体にあったドッグフードを、選んであげることは重要ポイントになります。
3・トイプードルは毎日同じドッグフードで飽きるの?
愛犬が毎日同じ食事で飽きることはないのかと聞かれることがありますが、基本的には同じものを食べて続けていても、飽きたりすることはありません。
犬の舌にある味蕾(味を感じる器官)は人間の約1/5しかありません。つまり味で食べてるわけではないのです。
そのかわりに、嗅覚は人よりも優れていますので、同じドッグフードでもお湯をかけてあげることで食べることもあるのです。
5・愛犬が食べてくれないときは知らないふりをする
ちょっとした工夫で食べてくれれば安心することもできますが、この時も、食べてくれるかどうか心配のあまり、ワンちゃんをじっと見つめるのは止めましょう。
飼い主の「食べてちょうだい」って気持ち意外と愛犬に伝わります。
知恵の働くトイプードルですと、飼い主さんの必死なお願いを上手に利用し、もっと他のものを要求するようになるかもしれません。
生きていくうえで大事な食事。愛犬と飼い主の間で駆け引きが起こらないようご注意くださいませ