あなたの家では、ワンちゃんの食事時間ちゃんと決めていますか?
それこそ、どんな状況でも
「愛犬がお腹を空かせちゃうと可哀想だから・・・」とか
「犬のしつけのためには食事は正しい時間にしなとダメなのよ」とか
どんなに忙しくっても、どんなに体調が悪くっても
毎日、毎日同じ時間に食べさせてあげなきゃ!!と頑張っていませんか?
でも、こんな苦労をしてしまったために、犬が王子様やお姫様になってしまっているかもしれませんよ?
犬の食事はいつも同じ時間に与える!本当に頑張れますか?
犬と一緒に暮らしだすと、規則正しい生活こそが犬にとっては必要なことと信じ、散歩も食事の時間もきっちりこなそうと頑張る飼い主さんがいます。
しつけの本や、ドッグトレーナーさん、ペットショップの方などから
「食事や散歩の時間をバラバラにしてしまうと、犬がストレスを感じやすくなってしまうので、できだけ規則正しい生活をしてください」
こんなことを教えてもらう飼い主さんもいます。
最初は張り切って頑張れても、絶対に毎日規則正しい時間にご飯を準備するのは無理だと思うんですが、どうでしょうか?
残業があっても仕事を振り切って犬のごはんのために帰宅することができますか?
今日は休日だからちょっと少しゆっくり眠ってもいいよね・・・と思いながらも、いつもの朝のように早起きして愛犬のためにごはんの準備ができますか?
小さなお子さんがいる家庭なら、子供の世話に追われてワンコのごはんの準備が遅れてしまうかもしれません。
毎日、毎日、大切なワンコだからと必死になって頑張ってしまうことで、犬のストレスの原因を作ってしまっているとしたらどうしますか?
ごはんの時間がちょっとでもズレたら犬がイライラしませんか?
いつも同じ場所、同じ時間で犬が食事をすることで、犬がちゃんと食事の時間を理解できる・排泄のタイミングをつかみやすい、という大きなメリットもあります。
ただ、食事の時間をあまりにも正確にしてしまうことが、犬をわがままにさせてしまう原因でもあるのです。
毎日同じ時間にごはんがもらえると、その時間が来たら犬は落ち着かなくなります。
そわそわと歩き回ったり、飼い主の顔をチラチラと見だすだけならいいのですが・・・
要求吠えをしたり、暴れたり、飼い主さんの体を甘噛みしたりなど、まるで小さな暴君のようになってしまう可能性があるんです。
また、毎日規則正しい時間にごはんを食べているのが当たり前になると、なんらかのトラブルで食事の時間がずれてしまうと犬にとってはストレスになってしまいます。
犬の食事の時間に神経質になる必要はありません
犬の食事の時間は、飼い主さんの時間に合わせても実際のところ大きな問題はありません。
それどころか、犬が「いつもと同じ時間」を気にして待つストレスがなくなるんです。
食事の時間のずれは多少はどこの家庭にでも起こることです。
飼い主さんが食べ終わったら、次はワンコ
お散歩から帰ったらゴハンの時間
などなど、各家庭の日常生活の中で、犬も食事がもらえるタイミングをちゃんと覚えていきます。
また、急に食事がもらえる時間やパターンが変わってしまっても、へそを曲げたり、イラついたりすることはありません。
時間がいつもより遅かろうが早かろうが、犬は飼い主が食事を出してくれるまで、のんびり待つことを覚えさせておくのがいいのです。
犬がストレスをためないためにも、あまりきちんとした習慣はつけないほうがいいですよ。