陽気で愛くるしい仕草を沢山見せてくれるトイプードル
そんなトイプーとの生活は、明るく楽しい犬とばかりではありません。
ちょっとしたことでも陽気で明るい性格は、裏を返せば「落ち着きがない性格」
楽しいことや、嬉しいことがあると、興奮状態がなかなか冷めてくれないトイプードル
さて、どうしたら治ってくれるのでしょうか?
帰宅した飼い主に大はしゃぎするトイプードル
家で誰かが待っていてくれるのはとても嬉しい事です。
「ただいま~」と玄関を開けたら、そこには尻尾をふって待っているワンコの姿をみると、思わず「待っててくれたの~」なんて、甘い言葉が出てしまうものです。
この時、ワンちゃんの様子はどうですか?
・飼い主に向かって、要求吠えをする
・飼い主の足にまとわりついて離れない
・飼い主のスカートやズボンの裾を引っ張る
・飼い主の手を甘噛みしてくる
・飼い主がかまってくれるまでジャンプし続ける
毎日、待っていてくれるトイプードルの存在はとても嬉しいものですが、自分をたっぷりとかまってくれるまで、かまってかまってコールされるのは、ちょっと困ってしまいませんか?
たま~に「淋しかったよ~」くらいの愛情表現なら可愛らしさも倍増ですが、毎日毎日これでは「イラッ!」とする日もきっとあるはずです。
「ただいま~!」の儀式。愛犬と毎日していませんか?
では、どうしてこんな風になってしまったのでしょうか?
・帰宅をすると、何よりも先に犬をかまっている
・帰宅をすると、犬に「淋しかった~」「ごめんね~」とか機嫌を取るような声で話しかけている。
・大はしゃぎしている犬に思いっきり声をかけている(ダメ!)(やめなさい!)含む
・犬が要求吠えをしている時に、犬の顔を向いて話しかけている。
飼い主さん側からすれば、留守番をしていた犬に淋しい思いをさせたからと、つい褒めたり、かまってしまいたくなるものです。
吠えても、ジャンプしながらでも、ついて回られるのは「困るんだよ」と思いつつも、「待ちくたびれちゃったからしかたがないか」と、つい声をかけてしまうのです。
でも、犬側からすれば、飼い主が外から帰ってきたときに要求をすれば飼い主さんが
自分を見てくれる
自分のわがままを聞いてもらえる
そう学習してしまうものです。
「ただいま~」と飼い主さんの声がすれば、犬としては「待ってました!」とばかりに我がままタイムが許されるのですから、自分の気が済むまで大はしゃぎを続けるわけです。
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家族の帰宅に大はしゃぎする犬のしつけは無視をするのが一番です
犬は家族に無視されるのが一番つらいことです。
大はしゃぎする犬のしつけは、犬が落ち着くまで『ただひたすら無視すること』です。
目を見てもいけません。
「ダメ」とか「落ち着きなさい」とか「静かにしなさい」もダメです。
犬を静かにさせようと、おやつ作戦もダメです。
犬の性格にもよるので、どのくらいしたら静かになるかは難しいところですが、とにかく完全に無視してください。
あきらめて、落ち着いたら「思いっきり褒める」
無視され続けると、構ってほしくって仕方がなかったトイプーはつまらなくなってしまいます。
どんなに一生懸命アピールしても、飼い主の意識が自分に向いてくれないとわかれば、大人しくなってくるはずです。
犬の興奮状態が落ち着いたところで「いいこね~」と思いっきり褒めてあげましょう。
それを何度も繰り返すうちに「吠えなくてもかまってもらえる」「大人しくしているといい事がある」と犬は学習していきます。
そして、お利口にしていると家族が嬉しそうにしてくれると理解してくれるのです。
トイプードルの陽気な性格に反応をしない
学習能力の高いトイプードルだからこそ、徹底した無視をしないといけません。
大はしゃぎする犬の態度に根負けをして、つい「あ~もう遊べばいいんでしょ」とか「抱っこすればいいのよね」なんて、かまってしまってはいけません。
どんなに無視をしても、結局は家族が根負けしてしまうを学習してしまうと、自分の要求が受け入れられるまで落ち着かない犬になってしまいます。
陽気なトイプードルの仕草が可愛くっても、すべてに反応してしまっては我儘な性格になってしまう可能性が大きいだけに、褒めて甘えさせるタイミングは間違えないようにしましょう。