寒くなってくると体温の高い犬を抱っこして、一緒に寝たくなるものです。
可愛がっている犬と体を寄せ合って眠ったり、飼い主の足元で幸せそうな顔をして眠る姿を見ると、本当に幸せな気持ちになりますよね。
ですが、犬と一緒に寝ることで幸せな気持ちと一緒に深刻な問題も発生してくるのです。
小さなトイプードルを踏みつぶしてしまう問題
小さな体のトイプードルと一緒に寝るのは、寝返りを打った時ときなどに踏みつぶしてしまう可能性があります。
ベッドで寝る家庭なら、手足を伸ばしたときなどにトイプードルを蹴飛ばしたり、追い出したりして、ベッドから転落させてしまう可能性も出てきます。
飼い主と一緒に安心して眠っている犬が、飼い主の無意識の行動によって怪我をしてしまう危険性があるのです。
寝ている間に悪戯をしてしまう危険性
お留守番の時間などケージやサークルで生活させていても、寝るときは一緒の場合気をつけなければいけないのが犬の誤飲です。
飼い主が眠ってしまった後、ふと好奇心が持ち上がり、口にしてはいけないものを食べたり噛んだりしてしまうかもしれません。
飼い主と一緒に寝ないと不安になってしまう問題
もしも
- 飼い主が体調を壊して入院したり
- 仕事の関係で家を留守にしたり
- 旅行のためペットホテルに預けられたり
- 犬が入院のため動物病院でお泊りをしなくてはいけない
ときなど飼い主と離れなくてはいけない時に問題が発生します。
小さなころから毎日飼い主と一緒に寝ていた犬は、一緒に寝てくれる家族がいないと淋しくって不安になってしまう恐れがあります。
飼い主と離れ、一匹で眠らないといけない状況は、犬にとってかなりのストレス
場合によってはストレスから吐いたり、下痢をしたりなど体調を崩してしまう犬もいます。
一緒に寝ると人畜共通感染症の問題がある
犬から人に感染する病気の問題についてはこちらの記事にも書かせていただきました。
愛犬と一緒に寝ると感染するわけではありませんが、毎日一緒に寝る習慣がある場合、飼い主側がの体調が悪くても一緒に寝てるのではないでしょうか?
人は体が弱っている時に免疫力が低下し、普段なら感染することがない病気でも感染する確率は高くなるのです。
犬と人との上下関係の問題
一緒に寝ることは人と犬との主従関係に問題が出てくると言われています。
群れ社会の中で生活をする犬にとって、一番寝心地の良い場所は群れの中で一番偉いボスが眠る場所。
ベッドやお布団のフワフワな場所に犬と一緒に寝ることで、犬が上下関係を勘違いしてしまう可能性が出てくるのです。
普段、眠っている犬を抱き上げたり、動かそうとすると飼い主に唸り声をあげたり、噛みつこうとする犬の場合は、一緒に寝てしまうと問題行動を直すことが困難になりますので注意が必要です。
犬と一緒に寝る「まとめ」
犬から見て、家族から見て、一緒に寝ることの問題点をあげてみましたが、やっぱり一緒に寝たい人もいるでしょう。
また、一緒に寝てあげないといけない場合もあるでしょう。
その場合は、犬と人との主従関係がハッキリしたうえでなら、犬の問題行動には繋がりにくいので心配はありません。
そうでない場合には、人が犬より下の立場になってしまうことだけは理解をしておくべきです。