我が家の犬達は、一番若い黒トイプー「空」が9月で9歳、一番最長老のアプリトイプーの「花」が今月末に18になります。
全員、ありがたいことに足腰はしっかりしているようで、今でも自力で排泄をし家の中を歩き回っています。
でも、だんだんとできないことや、危険なことも増えてきて、飼い主としては老犬達の足腰の衰えによる問題に向き合わないといけません。
老化は足腰からと言いますが、これは犬も人間も同じ
- 歩く速度が遅くなった
- 家の中を走り回らなくなった
- ソファに飛び乗れなくなった
- ジャンプしなくなった
愛犬のこんな変化、あなたはいつぐらいから気になってきましたか?
老犬の歩くスピードが”ゆっくり”となってきたのは何歳から?
犬の歩き方が遅くなって「あ~年をとったんだな・・・」と、感じるようになったのはいつ頃からですか?
老犬の歩くスピードが遅くなるのは、今までの運動量や筋肉量によっても差がでますが、多くの飼い主さんは愛犬が10歳を過ぎるころから、
- 以前より歩幅が小さくなった
- ぐいぐいリードを引っ張らなくなった
- ゆっくりと散歩するようになった
こんなかんじで、犬が老犬になっていくことを実感しているようです。
我が家の場合は、3年前に逝ってしまったミックス犬の「大吉」が11歳
昨年逝ってしまったトイプードルの「ミルク」が13歳
目がほとんど見えなくなってしまった花は12歳になるころから、歩幅が小さくなり歩くスピードが”ゆっくり”となってきました。
大吉・ミルク・花と比べて、今年の秋に17歳になる「小雪」は、15歳までシッカリと歩いていたので、筋力低下はかなりゆっくりだったのでしょう。
でも、半年ほど前から歩き方が”かなりゆっくり”となり、13歳の風花と8歳の空との同じ距離が歩けなくなくなってきました。
足腰が衰えると、犬の歩き方が変わってきます。
老犬の歩くスピードが”ゆっくり”になりだすときには、歩き方も以前とはかなり変わっています。
- 歩幅が小さくなり、ちょこちょこ歩きになる
- よく立ち止まるようになる
- 足がふらつくことがある
- 前足が歩いている途中で交差して転びそうになる
老犬1匹だけを注意深く見つめながら散歩をするなら、老犬の歩く速度に合わせてあげれば、こんなことも問題なく散歩を楽しめます。
でも、我が家のように多頭飼いでみんな一緒に散歩に行くと、足がふらついたり、つまずく老犬が側溝に落ちたりすることもあって、散歩中も気を抜くことができません。
走っているつもりが、トコトコ走りになるのも老犬の特徴
犬が普通に歩いていると気が付きにくいのですが、走らせてみると足腰の衰えがものすごくわかります。
ドッグランで8歳の空が走り回ると、こんな感じでビョーン、ビョーンと飛び跳ねるように走ってきますが
13歳の風花は、トコトコ走り
3年前までは、飛行犬のように軽やかに飛びながら走り回っていたのに、13歳のスピードを上げてもこれが精一杯
必死に走り回りますが、空のようにビョーンビョーンと飛んで走ることができません
足の筋力の低下により、トコトコ走りになってしまう風花の姿に「おばあちゃんになったんだね・・・」と感じます。
これはこれで、とっても可愛い歩き方なんですが、困るのが突然スイッチが入って、必死に飛んで走りだした後です。
ドッグランや外出先で元気なワンコ達と遊んでいると、突然スイッチが入って大はしゃぎで走り回ることがあります。
でも、必ずと言っていいほど、大はしゃぎした翌日は体がぐったり
寝返りを打つのも辛い様子を見ると、それだけ、筋力が低下してきているがわかります。
元気すぎる老犬。足腰が衰えた犬のジャンプは危険!
老犬になって、足腰が衰えると今までジャンプが大好きだった犬も、徐々に飛び跳ねる回数が減っていきます。
でも、なかには何歳になっても飛び跳ねて、家族をハラハラさせる犬もいます。
それが、この16歳の小雪です。
できるだけ、ジャンプしないように気を付けてはいたのですが、先月ジャンプを失敗して、全身打撲になり大騒ぎになりました。
若い時には、ジャンプをするときには足を前に出して着地をしていたのに、なぜか最近は着地点がまっすぐ・・・
飛んだと思ったら、ストンと落下するように落ちてきます。
うまく「ドタン」と着地できればいいのですが、時にはバランスを崩し転倒
顎をうったり、足をガクンと傷めたり、今回のように全身打撲という危険もあるのです。
全身打撲は痛み止めを服用するだけで治りましたが、一歩間違えれば寝たきりになってしまう可能性もありました。
老犬になって、できるだけフリーにしていましたが、これ以降は食事の準備の前にはハウス、家族が目を離すときもハウスです。
まとめ
犬の足腰の衰えは、急に始まるわけではありません。
何年もかけて”ゆっくり、ゆっくり”と衰えてきます。
飼い主である私達も、愛犬の足腰の衰えがハッキリとわかるまでなかなか気が付きません。
犬は自分の足腰が弱っていることに自覚をしません。
そのため、ときには小雪のようにジャンプを失敗してケガをしたり、風花のように走り回って全身の疲労がとれず、ぐったりした犬の姿を見て慌てることもあるのです。
犬の歩き方やジャンプのしかたなど、今までとちょっとでも様子が違ってきているのなら、足腰に負担をかけない生活や、筋力低下を緩くする運動や食事も必要です。