3年前、ガクッと食欲が落ちてしまったトイプードルのミルクのために、我が家では老犬達にできるだけ良質なタンパク質を食べさせています。
タンパク質はドッグフードで選んでみたりもしますが、フードローテーションを組んでいるため、肉や魚をプラスすることもあります。
そのおかげなのでしょうか?一昨年、昨年よりも食べることに意欲的な16歳のミルクです。
老犬になると優れた嗅覚も衰えだします
老犬になって食欲が低下してきてしまう理由の一つに嗅覚の衰えがあります。
嗅覚が優れていいる犬でも、年齢と共に嗅覚も鈍くなります。
甘いものや肉類の匂いには敏感に反応するのに、今まで食べていたドッグフードには見向きもしなくなってしまうのです。
そのため、少しでも食べられるものならと、人用のパンや、おやつのジャーキー類など、味や匂いがしっかりしたものを好んで食べる老犬は多いものです。
我が家でもミルクたちの体調が悪くなり、急激に食欲が落ちたときには「好きなものだけでも食べてくれれば」と、食べてくれそうなものばかりを与えたこともあります。
食べたいものだけ与えてもいいのでしょうか?
老犬になり、元気がなり、食欲もなくなると、食べたがるものだけでも食べてくれればと飼い主として思うのは当然の気持ちです。
一昨年ミルクの体調が急激に悪くなった時には、食べられるもので、老犬の身体にしかりとした栄養が行き渡るものを探したのです。
食欲がなくなったからと、おやつのジャーキーやクッキー類ばかりを与え、何年もその生活を続けながら長生きしているワンちゃんもいます。
生きているなら問題はないのかもしれませんが、健康で長生きしているとは言えないかもしれません。
犬の寿命が延びてきたからこその問題点
この数年で犬の寿命が長くなってきているのは嬉しい事ですが、犬の介護で飼い主さんが疲れてしまう話もよく聞きます。
犬の介護は時として24時間付きっ切りでなくてはいけない場合もあります。
家族全員が仕事で家を空けたり、飼い主さんが年を取っていたり、マンションなどの住宅問題などがあり、老犬の介護施設を探す方も増えているようです。
我が家もミックス犬の大吉の介護や徘徊、夜鳴きの問題で、家族が疲れてしまった日もありました。
犬だって年を取っても排泄も食事も自分の力でしたいはずです。
食べられるものを探すのであれば、体に良いものを選んで食べさせてあげる工夫は必要かもしれません。
我が家の大吉は、かなり老衰が進みだしてからは、食べられるものだけを与えていました。
食べるということは生きていく力を継続させるために大切な事です。
できるだけ老犬が自力で行動し、健康で長生きを目指すのであれば、栄養の点からも老犬の食事を考えないといけないようです。