毎晩毎晩
家族を恋しがって吠えていたミルクも母ちゃんと一緒に眠るようになり、真夜中に吠えることはなくなりました。
その代わり一緒の布団で眠る母ちゃんは、「いつミルクが排泄のために目を覚ますのか?」「ミルクをつぶしてしまわないか?」そんな心配が増えました。
でも、どんなに老犬の行動を心配していても、母ちゃんだって「うっかり熟睡」してしまう夜だってあります。
うっかり熟睡してしまった翌日は「あ~久しぶりに良く寝た♪」と頭も体もスッキリします。
でも、トイレに行けなかった老犬が、布団の上やトイレでない場所で粗相してしまっている現実が待っているんです。
高齢犬になってトイレに間に合わなくなるのは飼い主のせい?
ミルクが日中も、真夜中も、トイレに間に合わないことが増えだしたのは2か月ほど前からです。
- 目が覚めて立ち上がった瞬間
- おしっこがしたくなりトイレコーナーに向かって歩き出した瞬間
- 背伸びをした瞬間
老犬になって膀胱の筋肉がゆるみ、おしっこを溜めることが難しくなった17歳のミルクは、ほんのちょっとした動作や、タイミングのずれでちびることが増えました。
そのため、ミルクの『おしっこしたい!!』サインを見逃さないことが必要になります。
- ミルクが背中をほんの少し丸めだすとき
- 目が覚めて立ち上がり「ボ~」とした表情をしているとき
- トイレコーナーによろよろと向かってあるきだそうとしたとき
こんなちょっとしたことを見逃さなければ、17歳になった今も後ろ足をしっかり上げオシッコをすることができます。
でも、毎日毎回、ミルクの行動を見張っているわけにはいきません
老犬は家族が嫌がる困った場所でおしっこをしたがるの?
ミルクは母ちゃんがこたつで寛いでいるときにはぐっすりと寝ています。
でも、家事をし始めると母ちゃんの気配がなくなるため慌てて起き、うろうろと部屋を歩き出すのですが、この時が一番危険・・・
じょろじょろと水の流れる音がしている気配に母ちゃんが犬達の寛ぐリビングを振り返ると、おしっこをちびったまま立っているミルクがいます。
仕事や家事をしながら、老犬のトイレにタイミングを見逃さないために「じっくり観察」なんて100%できるわけがありません。
床におしっこをちびるのは雑巾と消臭剤さえあれば大丈夫なんですが、ミルクはそんな都合のいい場所だけでちびるわけではありません。
こたつの上、カーペットの上、そして布団の上、丸ごと洗濯するのも乾かすのも大変な場所でもちびるんです。
マナーパットを嫌がり食いちぎる老犬
それなら、マナーパットやオムツを使えばいいと試してみたのはいいのですが、紙おむつも、マナーパットも食いちぎってしまい使えません。
下半身にカサカサとした紙を巻かれるのが嫌なのか必死になって食いちぎるんです。
犬服を着る事には抵抗がないので、風花が外出用に使っていたマナーパンツを試してみたものの、これも必死になって食いちぎろうとします。
時には、どうやって足抜けしたの?って母ちゃんが驚くほど器用にマナーパンツを脱いでくれることもあります。
▼このタイプは恐ろしいほど上手に脱いでくれます
どんなに母ちゃんが工夫して、努力してもオムツやマナーパットを嫌がるミルク
もう、しかたがないと真夜中も日中もできるだけミルクのトイレタイミングを見逃さないように頑張りました。
どうしても目を光らせておけないときにはケージに入れ、ちびればケージ内の敷物のからマットまで変える
それしか対策はないと諦めていました・・・が、さすがに「こたつの中」でちびられたことから、もう一度マナーパットを試してみることにしましたんです。
そしたら、なんと普通にマナーパットをつけて静かに眠ってくれます。
目が覚めても食いちぎることはしません。
紙おむつをつけても嫌がりません。
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老犬が紙おむつを嫌がらなくなったのは体力がなくなった証拠なの?
ちょっとした動きでちびるようになってしまったミルクが紙おむつやマナーパットを嫌がらなくなったことで、家族が目を光らせていく必要もなくなりました。
おかげで真夜中にぐっすりと眠ることもできるようになりました。
仕事中や家事をしている最中にも犬の動く気配を気にしなくてもいいようになりました。
ミルクがオムツを嫌がらなくなったことで母ちゃんの生活の負担はぐっと減りました。
でも、心配は増えました。
ミルクがオムツを嫌がらなくなったころから、ほとんど鳴くことがなくなったんです。
以前なら母ちゃんが出かけ先から帰宅すれば、ケージの中でギャンギャン鳴いていました。
水が飲みたい、おしっこがしたいなど、生きていくうえで必要なことを叶えるための要求吠えもまったくしません。
ただただ静かに眠って、時々思い出したように部屋を歩き回り、疲れるとその場でばたんと倒れるように眠ります。
こんなミルクの様子を見ていると、紙おむつを嫌がる気力も体力もなくなってきた・・・
そんなふうに感じるのです。
wanmama