夏のワンコのクールダウン用品として保冷剤お使いの方も多いと思います。
ネットでもいろいろな種類のものが売っていて目移りしてしまいますよね。
夏の犬用グッズとしては人気髙いだけに、気になるのが効果と安全性ではないでしょうか?
犬の首に巻く保冷剤、体は涼しくなるの?
毎年どんどんと暑い日が多くなる日本
犬とのお出かけには必需品ともなってきた保冷剤をつかったネッククーラーやバンダナですが、犬の体を冷やす効果があるのって?思ったことありませんか?
私個人の感想としては「気休め」だと思っています。
我が家のミックス犬(柴+ラブラドール)のワンコに使っていたことがありますが、使用開始から30分ほどは気持ちよさそうにしていました。
でも、しばらくして保冷剤が柔らかくなってきたころ、犬は水を頻繁に飲みに来るようになるので、本当に短い時間だけなら涼しさを感じることができるアイテムなんだなと感じました。


犬の首に巻く保冷剤グッズ、使うときの注意点は?
保冷剤を入れて使うクール用品ですが、
- 保冷剤を犬が舐めたり食べたりしないよう注意する
- 肌の弱いワンちゃんには長時間使わない
この2つに注意してほしお使いいただきたいと思います。
犬が保冷剤を食べないように注意が必要
犬の暑さ対策として使用することも多い保冷剤ですが、犬が食べてしまうと命の危険性もあるアイテムです。

最近では間違って食べてしまったも大丈夫な保冷剤が使われていますが、なかには食べると危険な保冷剤もあります。
見分け方としては、冷やすと固くなるタイプなら中毒が起きにくい、固まらないタイプなら犬が食べると危険と考えます。
あくまでも一般的な判断方法ですので、危険か危険でないかは製造元に確認が必要です。
エチレングリコールが入っている保冷剤の危険性
冷凍庫に入れても固まらないタイプの保冷剤には「エチレングリコール」という成分が入っています。
このエチレングリコール、甘い味がするため犬が誤って舐めてしまうと中毒を起こしてしまい、最悪は亡くなってしまうこともあります。
摂取後30分から12時間でに嘔吐、精神状態低下、神経症状、多飲多尿、頻脈
さらに半日ほどで腎臓がダメージを受け腎不全により亡くなってしまう確率が高くなります。

保冷剤の中には高吸収ポリマーなど使ったものもあります。
エチレングリコールが入っていないなら安心ではなく、どんなタイプでも犬が食べてしまった場合には、できるだけ早く獣医師に診断をしてもらいましよう。
犬の肌に負担をかけないように使う
保冷剤が体にあたっていた場所は、常に湿っぽくなってしまいがちです。
肌の柔いワンちゃんの場合、湿ったままの状態が長く続くことで肌トラブルが引き起こされることも
保冷剤を使用した後は、しっかりと被毛を乾燥させ、保冷剤をまいていた布製品は清潔にして、しっかり乾燥させたものを使いましょう。
お洗濯せずに乾燥だけさせて何度も使用していると、雑菌だらけになってしまい痒みの原因になってしまいます。


まとめ
どんどんと暑くなる日本の夏
お散歩中の熱中症対策にも、気軽に使える保冷剤を使ったとっても便利なアイテムですが、梅雨から夏にかけて誤飲事故が多くなるアイテムでもあります。
犬が突然保冷剤を噛んだりしてしまうこともありますし、湿った状態が長く続くことで被毛トラブルになることもあります。
犬によっては保冷剤を巻かれることがストレスになっていることも。
使うときは短時間で、できるだけ飼い主さんの目が届くときにお使いいただけると安心だと思います。