トイプードルと一緒に暮らすうえで絶対にさぼれないのが「ブラッシング」です。
犬のブラッシングは毛並みを整える目的もですが、愛犬の健康状態を知る上でもかかせないものです。
でも、素直にブラッシングをさせてくれるワンコばかりではありません。
過去にトリミングやブラッシングで嫌な思いをしたり、体調が悪くなったことからブラッシングを嫌がるようになってしまう犬もいます。
ブラッシングのたびに咬む・唸る・吠えるなどの問題を持った犬を、ブラッシングを嫌がらない犬にするためにはどうしたらいいのか?
今回ご紹介する方法を参考にしてみてくださいね
犬の体を触っても嫌がりませんか?
犬の体を触ろうとするとびに嫌がったり、暴れたり、うなったり、噛んだりしてきませんか?
愛犬が飼い主に体を触られるのを嫌がる状態では、そもそもブラッシングなんてできませんよね。
まずは犬が全身を触られてもいいようにしなければいけません。
ホールドスティル&マズルコントロール、タッチングで信頼関係を築こう
犬との信頼関係を築くうえで一番最初に習得してほしいのがホールドスティル&マズルコントロールそしてタッチングです。
ホールドスティール&マズルコントロールのやり方
- 飼い主は犬の背後に立ち膝の状態で座ります。
- 飼い主の足の間で犬を背後から抱きかかえます。
- 右手で犬の胸を押さえ、左手でマズルを持ちます。
- マズルを上下左右に向かせたりして自由自在にコントロールします。
タッチングのやり方
- ホールドスティールの状態からフセの状態から両前足を持ちフセの状態にします。
- フセの状態から体を横向きにして全身をゆっくり撫でます。
- 「爪の先」「尻尾」「肉球」を優しくなで触ります。
- 尻尾は先端から付け根まですべてタッチングします。
- 仰向けにして足の付け根(鼠径部)やお腹、耳や口先も優しくなで触ります。
- タッチングが終了したらフセの状態に戻し褒めてあげましょう
犬の心を落ち着かせる背線(はいせん)マッサージ
でも、ホールドスティル&マズルコントロールもタッチングも平気なのに、なぜかブラッシングが大っ嫌いな犬もいます。
このような場合は、過去にブラッシングで嫌な思いをしたことがあり、ブラッシングのたびに体中をガチガチにこわばらせてしまっていることが多いものです。
心も体も緊張している犬は、大好きな飼い主さんの手でも威嚇したり、唸ったりしてしまいます。
そんなワンちゃんの緊張をほぐしてあげることができるのが背線(はいせん)マッサージです!
背線マッサージってなに?
犬の背中には、自律神経が走っています。
自律神経には相反する作用をする交感神経(昼間活動的にはたらく)と副交感神経(眠っているときにはたらく)があります。
犬が興奮したり恐怖を感じたり、警戒すると、交感神経が働き背中の毛が逆立ちます。
逆立った毛を戻し気持ちを落ち着かせる働きを副交感神経がします。
この2つの関係をうまく利用したのが背線マッサージです。
背線マッサージの方法
やり方はとっても簡単です!
5本の指の爪を立て尻尾の付け根から首までのラインをマッサージし逆毛をたてます。
これを何度か繰り返すと犬はとてもうっとりとした表情になってきます。
これは、逆立った毛を寝かせようと犬の副交感神経が刺激され、犬の気持ちがゆったりと落ち着いてくるからなんですね。
犬がうっとりと落ち着いたのを見て、ブラッシングを始めてください。
おとなしくブラッシングする方法のまとめ
まずは飼い主との信頼関係をしっかり築く
十分なタッチングや、背線マッサージで犬をリラックスさせる
ブラッシングが終わった後は沢山褒めてあげる
愛犬の体調を管理するうえでも大切なブラッシング、あきらめずに頑張ってくださいね
こんな我が家でしたが、ちゃんと今ではブラッシングできていますよ♪