冬になればストーブをだし、ストーブの火で煮炊きをし、子供たちが学校から帰ってくると
「幸せな匂いがする~♪」と、ストーブの上のお鍋のふたをあけ、叱られてもつまみ食いを繰り返していました。
ストーブが家族を体も心も温かくしてくれた幸せな時間でした。
でも、年々酷くなる犬達のストーブ前での争いのため、この冬から我が家のリビングからストーブは消えたんです。
ストーブの前はミック犬「大吉」の場所
愛犬6匹はストーブは大好きです。トイプードルのミルク爺とミックス犬の大吉おじさん
この2匹がストーブの前で仲良く眠るのは、子犬時代から変わりません。
いつもトイプードル達に押され気味で生活をしているミック犬の大吉おじさん。
居心地のいい場所を探して眠りだしても、トイプードル達が「どけ!!」とばかりに、大吉の体の上に乗ったり「がう~」と低く小さな声でうなれば、気の優しい大吉おじさんは、さっとどいて困った顔をするのです。
でも、ストーブの前だけは、どんなにトイプードル達が大吉の前をウロウロしても起きて譲ろうとはしません。
そんな大吉おじさんのストーブへの執着は、トイプードルのミルク・小雪・風花・空は、良く理解しているようでした。
ミルク爺と小雪は、ストーブの前で体がを温めたくなると、大吉の横で、そっと寄り添うようにして暖を取りだします。
トイプードルの風花は、大吉おじさんの邪魔にならなように、ストーブガードの端っこで、こっそりと体を温めます。
黒トイプードルの空は、誰もストーブの前にいなくなったのを見てから、こっそりと体を温めに行きます。
トイプードル4匹とミック犬1匹は、それぞれのルールでストーブ生活を楽しんでいましたが、トイプードル花母さんだけは、違う方法でストーブを楽しむのでした。
トイプードルは知恵を使って場所取りをする
トイプードル4匹は、大吉おじさんに迷惑がかからないようにストーブを利用するのですが、トイプーの花母さんは、ストーブの前を独占するために、大吉が必ずどく方法を知っているのです。
体の大きな犬に威嚇するトイプードル
花母さんは、わざとらしく大吉の目の前に立って、歯をむき出しにし「がルルウウゥ」と低い声で、威嚇を始めだします。
気の優しい大吉おじさんも、ストーブの前だけは、唯一我儘が通せる場所ですから、花母さんが威嚇を始めても知らない顔するのです。
しかし、あきらめない女の花母さん。
さらに歯をむき出し、ぐっと前に出て大吉おじさんの真正面で目もむき出し始めると、いつも穏やかな大吉おじさんが攻撃を開始!
しかし、気の優しい大吉おじさんは、攻撃を開始したかと思ったら、尻尾を下げて逃げ出してしまいます。
花母さんはストーブの前を独占状態
逃げ出した大吉おじさんは、悲しそうな表情でストーブの前に戻ってきます。
でも、ストーブの前で眠っている花母さんが、ギロリと睨むと頭を下げて悲しそうに去っていくんです。
犬の尻尾が燃えてしまうトラブル発生!
いつも、このパターンでストーブの前を奪われる大吉おじさん。
ストーブの前を奪われないように、時々、危険な事を繰り返すようになりました。
それは、ストーブガードにピッタリと体をくっつけて、体がものすごく暑くなるまで、じっと立っているのです。
毎回、母ちゃんは注意して、大吉おじさんをストーブガードから引き離すのですが、いつも大吉おじさんを見張っているわけにはいきません。
夕食の支度をしていると、どこからかウールの焦げる臭いがします。
最初は、コンロを使っていた母ちゃんのセーターが焼けたのかと思いましたが、何の問題もありません。
まさかと思い、ストーブに目をやると、大吉おじさんの尻尾が、ストーブガードの柵を通り抜け、ストーブの中に入っているではないですか。
尻尾の先端から燃えて、焦げ臭いにおいを出していたのです。
このシーズン、大吉の尻尾は1/5ほど焼けてしまい情けない姿になっていました。
事故防止のためストーブとお別れです
尻尾を焼いても、毎回ストーブに近づく大吉と、ストーブの場所取りのため、喧嘩を吹っ掛ける花母さん。
毎回、気をつけてみるのもかなり大変です。
母ちゃんとばあちゃんの負担と、犬達の安全のために、今年から我が家はストーブとサヨナラをしました
今まで冬の楽しみだった料理もなくなってしまって残念な我が家ですが、大けがをしてからでは遅いですからね