犬がお散歩中、興奮して困ったことありませんか?
飼い主さんとのお散歩が待ちきれなくって、リードやお散歩バックを手にした瞬間、わんわん吠え出したり、ジャンプしたり大騒ぎしていませんか?
リードをつけて、さあ~お散歩!となったら散歩中はウキウキ、そわそわ
他のワンちゃんにでも会ったら興奮して吠えたり、興味津々になってリードをグイグイひっぱったりしませんか?
これ、もしかしたら散歩に出発する前から躾をしなおさないと治らないかもしれませんよ。
小型犬だからと「つい」許してしまっていませんか?
散歩中、他の犬に会うたびに吠えたり、グイグイ近づいていったり、ピョンピョン飛び跳ねたりするワンちゃんの飼い主さん
- まあ、人様に迷惑をかけてないし大丈夫よね
- 他のワンちゃんとお友達になりたくってしかたがないのね
- うちのこ臆病だから吠えちゃうのもしかたがないわよね
こう思ったことありませんか?
吠えても、ぐいぐい引っ張られても、他のワンちゃんに急接近していっても、「小型犬だからそう問題はないよね」って、ついそのままになんてことありませんか?
でも、大型犬がこんな感じで散歩していたらどう感じますか?
きっと、飼い主さんもワンちゃんも、怖くなったり嫌な気分になったりすると思うんですよ。
ワンちゃんは散歩中どんなタイプですか?
じゃあ、お宅のワンちゃんは散歩中、どんな犬にも吠えず、興奮して走り回ったりしない犬なの?
なんて聞かれてしまうと・・・「ごめんなさい偉そうなことは言えません」と答えなければいけません。
我が家の歴代のワンコたちは、どのこもちゃんとそれなりに散歩の躾はしてきたはずです。
逝ってしまったミックス犬の大吉、トイプードルのミルク、現在16歳の花は、きちんと飼い主の歩くスピードに合わせ穏やかに散歩が楽しめる犬でした。
でも、問題はここから下の3匹です
小雪はよそ様のワンちゃんが接近してくると「遊んで♪遊んで♪」とばかりに大はしゃぎしてピョンピョン
風花は小雪と全く反対で、がんを飛ばしながら「近づくんじゃないわよ!!」とばかりに唸りだします。
空は頭と腰を下げ「見ないでくだちゃい見ないでくだちゃい」とばかりにぶるぶると震え、一歩も動けなくなります。
この後、小雪はワンちゃんの匂いをチェックしてしまえば、大人しくなりますが、風花と空はこの後が大変・・・(-_-;)
風花がガンガンと吠えだすと、その後ろでぶるぶると震えていた空が一緒になって吠えだすんです。
興奮しだしたら止まらない犬
もう、こうなると「マテ」や「オスワリ」と声をかけても興奮はおさまりません。
おやつを見せると空は落ち着きを取り戻しますが風花には効果はありません。
他の犬が視界に入らないようにしながら、無理やり腰を落として「マテ」と言っても、ガンガン吠えだしてしまった風花を落ち着かせることができないのです。
散歩に行く前から嬉しくって落ち着かない犬達
散歩中、他のワンコと会うたびに吠えまくる犬を落ち着かせることができないというのは、飼い主として非常に気まずいものです。
風花のように何をしても、何年たっても落ち着いてくれない
とりあえず落ち着きはするけど、必ず一度は興奮してしまう小雪と空
3匹とも何度も散歩の訓練をしましたが、なかなか「ゆったり穏やかな散歩」を楽しむことができません。
穏やかな散歩を楽しめた大吉・ミルク・花と同じように躾てきたのに、なぜこうも違ってしまったのか?
ちょっと考えてみたら、この3匹は散歩に行く前からかなり興奮状態になっていることに気が付いたんですよ。
- 家族が散歩用のスニーカーを履くのを見たらピョンピョン
- リードと散歩バックを手にすれば、早く早くとまるでせかすように吠え
- リードをつければGO!GO!とばかりに玄関扉を前足でガリガリ
散歩に行くのが嬉しくって興奮状態になってしまった犬達が、刺激的な外の世界に出ていくのですから、興奮を止まるなんてできないに決まっているんです。
興奮しやすい犬を散歩の前に落ち着かせる方法
犬が外で興奮しやすい落ち着かないと、外で落ち着かせることばかりを必死に考えてしまいます。
でも、実際にはその前からしっかり躾をしておかないといけないのです。
散歩の前に犬がテンションが上がってしまった状態で玄関から出てしまってはいけないのです。
では、どうしたら犬を落ち着かせて散歩をスタートさせることができるのでしょうか?
答えはとても簡単です
興奮してはしゃいでいる犬の期待を裏切ってあげればいいんです。
飼い主が散歩の準備をしだして落ち着かない様子を見せたり、吠えたりしたらリードや散歩バッグなどもとの場所に戻して知らん顔をします。
リードをつけようとすると興奮するなら、またリードを戻します。
犬が落ち着いたら「オスワリ」「マテ」をさせ、リードをつけますが、このときに再度興奮をするなら、また最初からやり直しです。
さあ、散歩に行こう!と玄関扉を開けようとしたときに犬のテンションが上がっていたら、犬が落ち着くまで扉はあけません。
とにかく犬が興奮しているようなら、落ち着かせつつ「しらんぷり」をしてしまうのです。
この方法はとても時間がかかりますが、興奮をしやすい犬の態度が変わるので試してみてください
楽しい散歩をするためには根気は必要ですね
さて、ここまで偉そうに書いている私ですが、現在、小雪・風花・空の散歩の前のしつけをし直している真っ最中です。
家族が散歩の準備をし始めると、ものすごく興奮してしまう3匹のトイプードル達
子犬の頃から先住犬たちと同じように躾てきたはずなんですが、どうしても下のワンコ達になるほど家族も甘々になっていきます。
結果、ちょっとしたことでも興奮しやすい落ち着きのない犬になってしまったのです。
老犬になっても躾をやり直すことはできます。
- オスワリ、マテができるまでリードをつけない
- 吠えてはしゃぎまわるなら、知らん顔をして部屋の中に戻る
- どうしても落ち着かないなら散歩は中止
これを徹底的にしたところ、15歳・12歳・7歳になって3匹のトイプードル達は、この一月ほどでかなり落ち着いて散歩ができるようになりました。
犬にとっても飼い主にとっても忍耐が必要でしょうが、楽しいお散歩のために頑張ってみてくださいね。