今年、ボス犬だったミルクが逝ってから急激に甘えん坊になった風花と空
今まで我慢できていたことが我慢できない
まるで赤ちゃん返りのようになってしまいました。
多頭飼いの社会の中で、とっても大きな存在だったミルクがいなくなったのが原因なのか?
それとも、来年くらいには新しいワンコの家族を迎えようと考えているのがバレてしまっているのか?
それともそれとも、母ちゃんの躾の方向性が間違ってしまったのでしょうか?
人と犬が一緒に暮らしていくためのルール
我慢することができなくなった2匹のトイプードル
何が困るって、とにかく落ち着きがないのと、家の中でのルールを無視すること
そして一番の問題点は、家族が自分を見てくれないと拗ねたり怒ったりしだすことなんです。
犬と人間が一緒に暮らすうえで、ルールを無視することはできません。
我が家のではリビングから母ちゃんの仕事場、トイレが設置してある廊下までは犬達が自由に動き回れる場所です。
台所とリビングの境界線には、ちゃんと柵も設置してあります。
人が食事中はオスワリをして待つか、お気に入りの場所でフセをしている
来客がある時間や家族が留守にする時間、就寝時間にはハウスの中で待つ
朝、起床時ハウスから出るときには吠えずに順番に出て排泄をする
これが我が家の犬達のルールだったはずなんです。
犬が家の中で我慢が出来ないことの問題点
飼い主がマテ、ダメといったことは、ちゃんとルールとして守ることができていたのに
風花が台所とリビングの境界線に設置してある柵を、器用に鼻先と前足でこじ開け堂々と侵入してくるようになりました。
空は柵がの外で待ちきれなくなると、ソファの背もたれからジャンプして台所に侵入してくるようになりました。
食事中、おばあちゃんに向かって風花は吠えるようになり、空はおばあちゃんの腕を前足でグイグイ引っ張るようになりました。
朝、順番に犬を出している最中、ガンガン吠えるようになりました。
おしっこタイムだって以前は一匹ずつ順番に入っていたのに、最近では排泄中の犬を押しのけて歩き回って、排泄中の犬を困らせることがあります。
一緒に暮らしている家族がリビングに入ろうとするときや、階段を降りてくる気配がすると吠えだすんです。
- 食事の支度中に犬が後ろにいるのは危険です
- ソファの背もたれから食べ物欲しさにジャンプするのも危険です
- 犬用トイレに数匹一緒に入ると、おしっこまみれ、うんこを踏むなど困ったことになります。
- 吠える回数が増えると、多頭飼いの我が家はご近所に迷惑をかけてしまいます。
犬が一匹でも犬のケガ、ご近所に迷惑をかけてしまうなど、飼い主としては気になりますよね。
多頭飼いになれば、ケガするのが一匹とは限りません。吠える声も数匹ともなればかなりの音量です。
犬の躾がうまくいかないと、一匹飼いよりも多頭飼いのほうが大きな問題になってしまうんですよ。
多頭飼い、わがままにさせてしまった原因はなに?
16歳の花と15歳の小雪は耳が遠くなったり、嗅覚が鈍くなったりなどの問題から、状況によってはウロウロとすることがあっても基本的には大人しく待つことができます。
ハウスに入っているときも、室内をフリーにさせているときにも、よほどのことがない限り吠えることもありません。
たとえ自分たちだけが食べ物をもらえなくても、自分たちはハウスの中にいて他の犬がフリーで遊んでいても決して吠えたりしません。
しばらくジーと観察はしますが、「自分には関係ないのね」とばかりに知らん顔をして眠ってしまいます。
同じ屋根の下で暮らしていながら、なぜ風花と空だけがこんなに我がままになってしまったのか?
考えられる原因は3つです
- 2匹だけ家族と外出する機会が増えた
- 2匹だけ別の食べ物をもらえるようになった
- 飼い主がいつでも言うことを聞いてくれるようになった
花と小雪は目が見えない、体力がなくなったなどの問題から、家族と一緒に外出する機会(散歩以外)がなくなりました。
歯が弱くなり、硬いものを食べるのが難しくなってきたため、ジャーキーなどの硬いおやつをもらえなくなりました。
これで風花と空は、自分たち2匹は花と小雪とは違うんだ!と学習してしまったのかもしれません。
2匹だけ我がままになったのは飼い主の問題
そして一番の問題は、ミルクが逝ってしまったあとから、風花と空の欲求にたいして家族が甘々に聞いてしまったことです。
ばあちゃんが何かを食べているときに、この2匹がじっとばあちゃんの顔を覗き込めば「かわいいね~」といっては犬が食べてもOKなものを与え
撫でろ、抱っこしろの欲求吠えをするびに「はいはい、甘えん坊ですね~」といっては望みをかなえ
マテと言われても、ちょこちょこ歩き回れば「お腹が空いてるから仕方がないよね~」と2匹をかばう
結局、犬が2匹我慢できな我がままなお犬様になってしまったのは、甘やかすだけ甘やかしてしまった飼い主側の問題なわけです。
もともと甘ったれだった性格の犬が、我慢することを忘れてしまうと大変なことになってしまいます。
内弁慶タイプの犬達ですから、とりあえず外出先ではまだ聞き分けがよく我慢できる犬でいてくれます。
ただし、このまま放置していけば、いずれか外出先でも飼い主がセーブできない犬になってしまう恐れもあるかもしれません。
そうなるまえに、12歳の風花と7歳の空
そして、家族全員が犬のしつけに対して再教育をしないといけない我が家です。